May 9, 2014 三浦半島最南端の港町・県立城ヶ島公園散策(神奈川縣)
三浦半島の最南端に、首都圏では数少ない島があります。相模灘に突き出した緑の島、城ヶ島(じょうがしま)です。周囲長約4 km、面積0.99 km²で、神奈川県最大の自然島である。東西幅約1.8 km、南北幅約0.6kmと東西に細長い菱形の地形であり、東西南北にそれぞれ安房ヶ崎(東)、長津呂崎(西)、赤羽根崎(南)、遊ヶ崎(北)という岬がある。長津呂崎には城ヶ島灯台、安房ヶ崎には安房埼灯台が建つ。安房ヶ崎は神奈川県の最南端でもある。
この島の東半分に広がるのが、県立城ヶ島公園です。公園内の松林をぬけると、独特な草原風景が広がります。この景観は太平洋から吹き付ける強風と、降り注ぐ日差しがつくりだしたもので、ほとんどの植物は高くなれず、クロマツも風をさけるように島の内側に傾いて枝を伸ばします。
公園の西、外洋に面したあたりでは、荒波が作り出した海蝕崖がみられます。ここは、県指定天然記念物のウミウ・クロサギの生息地です。公園から岩礁地帯に下りたてば、そこは磯釣りの好適地。一年中太公望が訪れ、夏には潮だまりで遊ぶ人もいます。